津軽三味線の話
2005年 03月 01日
古い友人が突然電話をしてきた。 その話の中で、最近出かけたライブの中で心惹かれたのが津軽三味線の「木乃下真市」だという。
津軽三味線か・・・なつかしーなぁ。
私が民俗舞踊劇団にいたころ、津軽の踊りと津軽三味線を演目にのせた事があった。
その頃はまだ高橋竹山が生きていたから私のルーツはそこだったと思う。
・・・と言ってもたいして弾けたわけではない。
短い間ではあったが、私が師事したのは沢田勝秋氏。
「筋がいいから劇団辞めて三味線やらないか」と言われたっけなー。
リップサービス?本気だったとしたら ウォッホー! 過去の栄光というものはどんな些細な事でもうれしいものである。
でもいいですねー、太棹の音って。
ピシャッピシャッと皮を打ち付ける撥の強い音と、糸をすくい上げる柔らかなやさしい音のコンビネーションに心はわしづかみ状態です。
その友人が三味線か笛を習いたいと思っているというので、すかさず津軽三味線と言った・・・
笛は初心者でもピーという音色はすぐ出せるけど、ピューという音艶のある音はなかなか出せない・・・